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米国発、金融崩壊、が明らかにしたもの

サブプライム問題、当初は、米国の投資銀行が、サブプライムローンを原資産に組み込んで組成した仕組み債券を、全世界の投資家にばらまいていた、として騒いだものだ。

しかし、その仕組み債券を購入した機関投資家の損失、などというものとは違うものがその結果として明らかとなったことになる。

米国は金融立国、金融業を基軸産業として位置づけており、全世界で米銀、米国投資銀行は席巻していた。

しかし、その米国金融業が崩壊した後に明らかとなったものは、青色吐息だった米国の自動車産業をはじめとする、メジャー企業の斜陽であった。

金融技術、米国の金融業、が、最先端の金融技術で、その財務諸表を支えてきていた、と言っていい。

自動車産業は、大型SUVにこだわり続け、コスト体質を改善せず、世界の市場に積極参入せず、ついに息絶えるところに近い。

これだけ車が好きな日本の市場、において、まったくなんの存在感も見せない米国自動車ビッグ3、立派な経営であるはずがない。

対照的にドイツ車、ベンツ、BMW、アウディは、全員が新車で買っているとは思わないが、3台から5台に1台、の割合で、都内では走っている印象、日本においてプレミアムカーとして、確固たるマーケット、顧客を維持しており、今後も維持し続ける、と思われる。

まったく対照的だ。

自動車産業以外も、バドワイザー、電力会社、プラスチック会社、のきなみ外資に買収されている。もちろん米ドルの価値下落が拍車をかけている部分があるが、経営の失敗はどこの企業も大きい。

米国を舞台に、ウインブルドン現象、が起きる可能性がある。米ドルはまだまだ下落するし、海外の企業が米国企業を買収することが容易になっている。

倒産して全員失業するよりも、外資に救済買収してもらい、雇用をいくばくかでも維持した方がいい、そんなムードが感じられる。

ところで、自動車で思うのだが、トヨタ、はかつてアメリカ的なデザインを志向していたのだが、レクサスに代表されるように、米国的なデザインから一歩抜き出た、「コスモポリタン」デザインにシフトしているように思う。

逆にホンダは、米国的なテイストの強いラインナップになっていることが、青山のショールームに並ぶ車を見て、感じられる。

日産はどうか。日産は、新型フェアレディZに代表されるように、かつてのデザインをモダナイズして新たな息吹を吹き込む、方向性を感じる。

米国という巨大マーケットで、消費者から魅力を感じられるデザイン、品質、価格で商品を投入し続けることは、今後も当然ながら大事である。

米国ビッグ3にお金をつぎ込んでも、経営者の経営責任を問い、経営方針を刷新しなければ、つぎ込んだお金はどんどん一時の費用に消費されてしまい、エンドレスのブラックホールになる。

同じ商品を同じ金額で同じディーラーに並べるだけで経営が改善するなら、とっくに再生している。

米国は、つなぎ資金、を入れる、というような、目先をごまかすような対処、をしているが、これは傷口を広げるだけにすぎない。

経営責任を明確にするには、いったん「破たん」するしかないのではないか。

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