「20世紀少年」をコミックで読んでます!
このところ、映画化で話題になった「20世紀少年」を、コミックで読んでいる。
映画やDVDとはなかなかお付き合いできる時間がなく、コミックならあっという間に1巻位は読めるので、今の生活の中ではコミックがいい、ということである。
まだ半分くらいまでしか読んでいないのだが、とても面白い。
どんどんストーリーが、繰り返しがなく新しい展開に入っていく、飽きさせない。
肝心の、ロボットが襲撃してきたときの下り、は、なかなか現れない。特に最後の瞬間どうなったのかはなかなか語られない。
「ともだち」の正体も、「サダキヨ」もなかなか分からない。
しかし、我々は、90年代に「カルト」を経験した。
「狂気」も見た。
その意味で、日本人にはこのストーリーは、かつてよりもリアルだ。
かつて「オウム」は、「マスコミ」も恫喝して黙らせた。
選挙にも打って出た。
もう少し、「オウム」が、上手だったら、どうなっていたかわからない。
その意味では、教祖も、幹部も、幸い「稚拙」だった。
結局、人間というものは、そうそうに自分の「幸福」や「欲望」を捨てることはできない。
「怨恨」などもそうだ。
でも、一方、多くの人に感動を与える「言葉」、「行動」も確かに存在する。
私たちは、「欲望」と「感動」の中間にいるのだが、はたしてどのあたりの位置なのか。
一つの宗教的信念がある、ということは、「善」であるとともに、その反対にもなり得る。
現在日本では大宗教にのし上がっている団体のトップも、個人としては醜聞が絶えない。
しかし、信徒は「洗脳」されているのか、揺らがない心でしもべとして活動を続ける。
何者かによって立つ「安定」か、自力で「不安定」のなか、生きていくのか、ということではないだろうか。
そんなことを、しらじらと感じさせ、考えさせてくれる、大人のコミックとして「存在感」のある作品、に仕上がっている、と感じる。
引き続き、大団円まで読み進みたい。
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