学問・資格

不況化の就職、には???~国税専門官はいかが???

就職戦線が冬に一変している。

これによって公務員に舵を切りなおした人も多いのではないか。

私の長く在籍した「国税」の職場には、大卒程度を対象とした「国税専門官」試験によって入ることができる。

大学別の統計は詳しくないが、体感的には首都圏有名私大では中央、早稲田、明治が比較的多く、年次にもよるが地方私大からも多数採用されているように思う。

「国税専門官」試験は、採用開始直後は、当時でいういわゆる「上級職 乙」のキャリアという前提でスタートした。

ところが、国税庁はもともと定員が少なく、キャリアとしての人事配置が困難であったためか、キャリアであるという位置づけは廃止され、今は「ノンキャリア」の採用である。

「キャリア」は聞こえはかっこいいが、すぐそばで一緒にキャリアの人たちと仕事をしてきた私からいわせていただくと、「キャリア」の皆さんの仕事は楽ではない。

転居を伴う異動が頻繁である。他省庁への出向も頻繁である。かと思いきや、地方勤務で田舎に行くことも多い。国際派の人は海外出向もある。

これらは魅力に映るかもしれないが、結婚して子供さんを持つと、非常に辛い。子供さんが学校の関係で同行できない単身、も増える。

単身、は、もはや世の中の当たり前の現象、だとは思うが、正直、教育などのためにはよくないと思う。

国税専門官で東京国税局採用、されると、転居を伴う転勤はほとんどしなくて済む。

まれに千葉県や山梨県など、通勤困難な税務署へ配置されることもあるが、頑張ればそこは回避できる。

それなりにパフォーマンスを示して、評価されれば、東京国税局にずーっといることができる。

または、さらにその上の国税庁にずーっといることができる。

これは、ある種安定した勤務環境である。

法人課税系統に配置されれば、少なくとも法人税の申告書は書けるようになるし、いざという時には、一定の年数(短くはないが)勤務すれば、税理士試験を免除されるという制度もある。(今後この免除制度が続くとは限らないが)

しかしながら、職業に関連して「税理士」という第二の選択が残されていることは、他の公務員に比べて圧倒的なアドバンテージである。普通は、これに代わる選択肢は存在していない。

制度上、まともな職場なので、仕事しながら夜間大学院にいく、というような芸当も、可能は可能だ。

給料は人並み、かもしれないが、中小企業まで含めれば立派な給料だ。

国税局や国税庁勤務となると残業が増える。

割り切って残業やって残業手当をもらう、という人もいる。

国税庁など中央省庁は、さらに恒常的に残業が多く、残業手当だけで相当な額になる。国税庁に長くいると、金銭面では非常に「裕福」である。それも選択肢。

忙しいから飲みに行く時間もなく、飲みすぎることがないので体にもいい。(食べすぎないこと)

数ある公務員の就職口では、すごくかっこいいわけではないだろうが、「国税専門官」試験は、いろんな意味でいいチョイス、だと思う。

就職で迷っている人は、ぜひ検討すべきである。

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NOVAの経営混迷に思う

英会話のNOVAが給与の支払い遅延となっている。

猿橋社長による一大ビッグビジネスもついに万策尽きた形だろうか。

受講がなかなかできない仕組みであったことは、成長しているところからみれば一見完成していたかに見えたビジネスモデルが、実は脆弱なものでしかなかったということだ。

外国人を日本で雇用させるには、就労可能な在留資格を認められなければならない。

講師はすべてネイティブスピーカーということだったので、基本的には正規雇用し、一定の月給で雇用する必要があったはずだが、英会話を学ぶ人たちの時間帯は、多くはアフターファイブ、週末土曜日などに集中するため、なかなか稼働率としてはバランスをとることが難しい気がする。

たくさん外国人講師が出勤していても、受講生が少なく、アフターファイブは受講生が多いので外国人講師が行き渡らない。

正規の就労在留資格で雇用するのだから、パートタイマーのように時給で雇用する方法で、込み合う時間だけ就労、給与を支払う形はなかなか採用できないのかもしれない。

そもそも、個人教授に近い人数で行うのであれば、受講料と講師給与、企業の取り分のバランスは非常に難しい。

逆に大教室で100人以上の受講生に講師一人で教室形式で教える(実際は教えたつもりに過ぎないが)ならば、企業経営的には成り立ちやすい気がする。

かつて私も仕事上の必要で英会話学校イーオンに通ったことがある。

トラブルもあり、あまり印象はよくない。

学校は「教えてやるんだから」いう殿様商売のようなスタンスで受講生を扱うのはやめたほうがいい。時代遅れだ。

しかしながら、品質のいいサービスは費用が高いものだ。世間的な相場の英会話学校で、世間並み以上の成果を受けられることはなかなか難しいだろう。実力をあげる為には、低予算の場合には時間と努力が、それらを厭う場合にはお金がかかると理解しなければならない。

私の勉強法は、最後はTOICの受験、と英字新聞の精読、CD教材の聞き流し、こんなところに行き着いた。

TOEICは最終705点、本当は840点欲しかったが、与えられた時間、その取得によるリターンを考えその辺で満足した。

現在は、外国債券の目論見書の英文でも、まあ大体何とかなる。東京国税局の調査部などで外国法人の調査を長く担当したことは、英語学習の面からも得がたい経験である。

仕事上、大量の英文と向き合う羽目になることは、英語の勉強にはいい。勉強というよりは実践的な力というべきか。

英語の能力を高めたいなら、はったりでもいいから「英語ができます!」と宣言し、やらざるを得ない苦しい英語漬けの部署で何年も暮らすことだ。何よりそれが一番いい。

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