社長が叙勲を受けた記念パーティーの税務は???
企業の代表者が、たとえば業界団体の役員を長年務めるなど、公的な活動が評価され、叙勲を受けることがありますね。
その際、叙勲パーティーを行うことが多いですが、意外とその税務は知られていません。
叙勲は、一義的には個人になされます。
したがって、叙勲祝賀パーティーは、自動的に会社費用とはされません。
まあ、個人で叙勲祝賀パーティーを催すこともないとは思いますが・・・
叙勲は、取引先の協力があった結果成し遂げられたものだ、これに感謝する意味で祝賀パーティを開くのであれば、会社が主催するということが認められます。
ところで、会社だけが丸抱えで主催してしまうと、招待客がご祝儀を持ってきた際には法人で受け入れなければならない、という、きわめて変なことになります。
また、ご祝儀なので、叙勲を受けた社長個人へ渡してしまうと、手土産などに要する費用は個人が負担すべき費用という考えもあり、それを単純に会社費用にしてしまうと、最悪社長に対する賞与とみる見方も出てきかねません。
したがって、一番よろしいのは、社長個人と法人による共催の形をとり、費用を折半または合理的な負担割合とすること。基本は折半でしょうね。
その上で、ご祝儀は、一般に会社が収益として計上して法人税を納税する所得とは考えませんから、個人にすべて渡してしまう。
その見合い関係として、手土産代は社長個人の負担とする、で、手土産代を除くパーティー費用を折半し、会社費用とする部分は交際費処理、ということになりそうです。
会社における、社葬なども同様の形で整理されるのではないかと考えられます。
叙勲祝賀パーティーを安易に考えて経理していると、厳しい税務調査のチェックが入りますので、要注意です。
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